騒音日記(二)

 この日記は、自分が聞こえた騒音や感じた騒音を記録します。とくに、僕に影響を与えた騒音や感想を記録します。

目次

はじめに

Rainy day by Samuel YAN (https://openprocessing.org/sketch/2016869)

 こんにちは。アンです。先月の「騒音日記(一)」に引き続き、今回は2023.8.14〜2023.8.20の週の日記を公開します。

2023.8.14(月)

豪雨の音

 最近、台風7号が日本の本州に近づいている。先日、天気予報によると、台風7号が関東に向かっていたが、関西方面に向かっていた。でも、強風、豪雨などが起こった。ずっと雨が降っていたわけではないけど、台風のせいで大気は不安定だった。いきなり大粒の豪雨が降り、窓から外の風景が見えなくなることもあった。そのため、雨の音も大きかった。家の窓ガラス、ベランダの床、駐輪場のビニール製の天井などに当たる雨音はシンフォニアのように聴こえた。

2023.8.16(水)

電車でお隣さんからの話し声

 今日、座れたのはよかったけど、左と右に座った2人の外国人は知り合い同士だった。耳だけなく目もうるさかった。

 最初は右側の席に欧米人の女の子が座った。2、3駅を経て左側の席にも女の子が座った。そこまで、全然違和感がなかった。みんな普通に座っていた。でも、いきなり右側の方が頭を左に向かって何かを話した。俺に話しているかと疑うと、左側の方が頭を右に向けてきた。「あ!ヤバ!知り合い同士の真ん中に座った。それも英語で話し合っている外国人!」と考えていた、あの瞬間に。でも、自分もそろそろ降りるので、そのまま我慢して座っていいと判断した。引き続き、イヤホンのなかで流れる音楽と手に持っている本に集中したかった。日本人として、電車で静かにするのが基本中の基本のマナーだが、外国人には通じないそうだ。自分の左と右のコミュニケーションが止まらなかった。話の内容はイヤホンを使って音楽を聴いていた私にも届いた。話し声が聞こえただけではなかった。右側の方がスマホを持って左側に渡った。なんか、ある写真やニュースを共有した。真ん中に座っていた私にとって、本当にうるさかった。全然本に集中できなかった。

賑やかなサンシャイン60通り

 サンシャイン60通りとは、JR池袋駅東口からすぐのグリーン大通りの東口五差路交差点とサンシャイン60を結ぶ約200〜300mの通りだ。池袋最大の繁華街で、深夜から早朝にかけての時間帯以外は歩行者天国になっている。その短い道路に不思議な音風景が存在する。いつも人が多いので、人間からの話し声、笑い声、足音などが聞こえる。また、道路両側の店舗から外に向かうスピーカーがたくさんあって、それらのスピーカーから宣伝用の情報や告知などが流れている。さらに、街灯の上部についているスピーカーもあり、そこからの宣伝用のCMとか曲とかもずっと放送されている。うるさいとも言えるほどの賑やかさを耳に感じた。街灯の上部にあるスピーカーは多分指向性があるので、異なるスピーカーから曲が違う、歩きながら区域によって聴こえる曲が変わる。同じ街灯の上に、向かっている方向が違う2つのスピーカーがついている。その同じ街灯上の2つのスピーカーから違う曲や内容が放送されている状況もある。あの周辺に立つと、両耳から聴こえる情報が違った。なんか不思議だと思う。

交差点の信号機からのサイン音(2種の音)

 池袋の東口五差路という交差点で信号を待った。赤信号から青信号になる瞬間、2種のサイン音が流れた。信号機に詳しくないので、そのサイン音で伝えるメッセージがわからなかった。どのような音かというと、一つは、周波数が違う2個の電子音がセットでゆっくり流れている。もう一つは、同じ周波数の電子音3個がセットになって速く流れている。

 「日本の音響装置付信号機[1]」のウィキペディアによると、誘導音には擬音式とメロディ式がある。池袋で聞いた2種のサイン音は擬音式だと思う。擬音式では「カッコー」ないしは「カカコー」が東西または南北もしくは主道路横断用に、「ピヨ」ないしは「ピヨピヨ」が南北または東西もしくは従道路横断用にそれぞれ使用される。

2023.8.18(金)

Spacesの録音データのなかのサイレン

 今朝、学校に行くバスでX(旧Twitter)のSpacesの録音データの「Casey REAS、GenArtの歴史について話そう!」を聞いた。3人でアーティストのCasey REASやジェネラティブアートの歴史について話し合っていた。話を聞きながら、救急車のサイレンの音に気づいた。2回も聞いた。会話の内容より、サイレンの音に注意した。たった数秒間だけど。イヤホンを使って聞いたので、あのサイレンを聞いた際、録音データのなかの音か、現実世界で私とすれ違った音なのか分からなくなった。バスの車窓から外を見てチェックし、あのサイレンは録音データのなかの音だと確信した。

大判プリンタの機械音

 プリンタ:EPSON SureColor P6050

 クリーニング中の音

 研究室をPRするためのA1サイズのポスターを印刷する必要があった。自分が担当したので、学校の大判プリンタを初めて使った。印刷の準備を終え、印刷するボタンを押すと、プリンタから大きい音が出た。びっくりした。普通の印刷中の音よりうるさかった。何かが高速にずっと回っているような音と強い風が吹いている音だった。プリンタのスクリーンを見ると、「クリーニング中」と表示されていた。クリーニング完了後、印刷が始まるとスクリーンに「印刷中」と表示された。印刷中も多少機械音が発生した。普通の印刷の音だった。その後、紙がロールされ、印刷サイズに合わせて紙が切れる音もあった。そして、「クリーニング中」のような音がもう1回数秒間聞こえた。最後、機械が止まって静かに戻った。

さいごに

 今回のブログで2023.8.14~2023.8.20の週の「騒音日記」を公開しました。これからも、「騒音日記」を引き続き書きます。

参考資料

[1] 日本の音響装置付信号機 - Wikipedia