はじめに
こんにちは。ネットワークデザインスタジオM2の及川です。ついに学生最後の年です。長く休みをもらえるのは最後かもしれない…!ということで、夏休みに同学域の友人と11日間のギリシャ旅行へ行ってきました。今回は、アテネでの交通機関について紹介したいと思います。
今回訪れた場所
今回の旅程は以下です。
- 日本 -(飛行機)> カタール -(飛行機)> アテネ
- アテネ
- アテネ
- アテネ -(飛行機)> クレタ島
- クレタ島
- クレタ島 -(船)> サントリーニ島
- サントリーニ島 -(船)> ミコノス島
- ミコノス島
- ミコノス島 -(飛行機)> アテネ
- アテネ -(飛行機)>カタール -(飛行機)> 日本
アテネの交通
アテネでの交通は、電車とバスを利用して移動しました。以下は電車の路線図です。
出典: Athens Metro Map 2023/2024 | Englobia Travel
市内から、Doukissis Plakentiasより先に行くためには、基本的に空港チケットが必要になります。電車とバスは基本的に同じチケットで乗ることができます。基本的なチケットの種類は以下です(他にもあるため詳細はホームページをご確認ください)。
シングルチケット
種類 | 料金 | 注意事項 |
---|---|---|
90分チケット | 1,2€ | X80系のバスおよび空港/市内間の移動は含まない |
1日チケット | 4,1€ | 空港/市内間の移動は含まない |
5日チケット | 8,2€ | X80系のバスおよび空港/市内間の移動は含まない |
3日観光チケット | 20€ | 空港/市内間の移動を往復分含む |
空港チケット
種類 | 料金 | 注意事項 |
---|---|---|
バス専用 片道 | 5,5€ | |
片道 | 9€ | |
往復 | 16€ |
※ 片道・往復チケットは有効化(機械などにタップした瞬間)から90分間利用することができます。
ここで注意した方がよいのが、どのチケットを買っても見た目が同じということです。複数のチケットを購入した場合、しっかり分けて管理すると良いと思います。
ちなみに、バス専用チケット以外の空港チケットでは、空港から市内の駅で電車を降りた後、市内の移動に使うことも可能です(市内の駅で電車の乗り換えやバスの乗り換えができます)。空港チケットという名前だったため、空港から市内圏に移動した後、市内での移動には使えないのかと思いましたが、窓口のお姉さんに可能であることを教えてもらいました。
日本では、乗った距離に応じて料金が変わることが多いですが、アテネでは時間制でした。バスでは乗る際にしかタップしないため、ガバガバな気もしますが…(笑)
私たちが購入したチケット
一度目のアテネでは、空港チケットの往復チケットと、シングルチケットの5日チケットを購入しました。3日間だけだったので、90分チケットを複数回購入した方が安く済んだかもしれないのですが、いちいち時間を確認したり、5日チケットのほうがお得だった…などと落ち込んだりするのも嫌だったので、このチョイスにしました。一度目では、空港と市内の移動に空港チケットを、市内の移動には5日チケットを使って移動しました。
二度目のアテネでは、空港チケットの往復チケットを利用しました。どのチケットを買うべきか分からす、窓口で購入しました。一つ前で触れた、空港チケットでも市内を移動することができることはここで教えてもらいました。危うく空港チケットのほかにシングルチケットを買うところだったので、思い切って尋ねることも大事だなあと感じました。
公共交通機関の治安は?
スリが多いと聞いていましたが、今回のアテネでの移動では物をすられたり危険なことに巻き込まれたりすることはありませんでした。私たちも、スリが多いということは事前知識として持っていたため、荷物から目を離さないことやチャックに鍵をかけるなど徹底していたおかげかもしれません。ただ、友人が駅のホームでスマホをいじっていたら、現地の男性が危ないからしまった方がいいよと声をかけられていたので、やはり気を抜いていると危険なのかもしれません。雰囲気としては、すごく大きな声で喋っている若者や、大きな音で音楽をかけている人をちらほら見かけました。関わらなければ問題ないと思いますが、少しドキリとしました。また、緑ラインの電車は落書きがすごいです。どこでどうやって描いているんだろう…
アテネでの交通に関する思い出
- 堂々とした無賃乗車
アテネで電車を降りた際に、スーツケースを持っていたためエレベーターを利用しました。すると、もうドアがほぼほぼ閉じかけているにもかかわらず、現地の若い女性が必死に乗り込んできたのです。少し不思議に思いながら、改札階へ到達し開くボタンを押して女性が降りるのを待ちました。しかし、一向に降りる気配がありません。友人と顔を見合わせてエレベーターから降り、改札を通ろうとした瞬間、友人が開けたゲートをその女性が強行突破してきたのです(笑)その後、彼女はありがとうとギリシャ語で一言残して立ち去って行きました。日本でもたまに改札を無理やり通る人は見かけたりしますが…アテネではこのように無賃乗車をしている場面を何回か見かけました。直接の危害は特にないですが、あまりの手慣れさに少しびっくりした出来事でした。
- アコーディオン奏者
アテネの電車の中では、アコーディオン奏者の方々を何回か見かけました。特に多いのは、空港と市内を結ぶ電車の中でした。若い夫婦で演奏をしていたり、お母さんが演奏、小学生低学年くらいの息子がチップを集めていたりしていました。旅行の初日に見かけた際には、友人と「本当に儲かっているのかな。まあ成功体験があるからやっているんだろうけど」などと会話していました。チップを入れる人を見かけなかったからです。しかし、旅行最終日の市内から空港へ向かう電車の中では、何度かチップを入れる音が聞こえました。推測するに、これから母国に帰る旅行者が、余った小銭くらいなら…と入れているのではないかと思います。残念ながら、私は小銭をほぼ使い切ってしまっていたので渡すことはできませんでしたが、おそらく手持ちがあったら同様にしていたかもしれません。人の心理読み取って商売する人はどこにでもいるもんだなと感じたのです。
おわりに
今回は、アテネの交通機関について紹介しました。東京の電車や地下鉄とは違いシンプルな路線図をしているので、何日間か乗っているうちに路線図を見なくても駅名がわかるようになったのが嬉しかったです。島と島の移動などでもいくつかエピソードがあるので、また次回紹介したいと思います。