ネットワークデザインスタジオB4の鈴木です。この4年間を通して良い環境や人に恵まれ、たくさん学び、遊び、趣味を持ち、自分にとって刺激的な日々だったと感じています。3月で東京都立大学を卒業するので、4年間を振り返ってみようと思います。
1.授業
インダストリアルアート学科の授業は課題制作が多く、グループワークや個人での制作を通して色々なことを学びました。特にグループワークでは、メンバーの得意なことを把握しながら計画的に作業を進める能力が身についたと感じています。インダストリアルアートの専門的な授業のみではなく、他学科の授業を多く受講できたのも総合大学である大きなメリットだったと感じています。 特に『産業と法規』という授業が印象に残っています。この授業は現役の弁護士の先生が担当の講義形式の授業で、システムデザイン学部専門科目の一つです。法や裁判の仕組みなどの基礎的な知識、知的財産権に焦点が置かれています。インダスの学生にとって縁遠そうな法律の授業ですが、社会人として役立つ内容が多く、面白かったです。
2.サークル
アカペラサークルに所属していました。学科同期にアカペラサークルに興味のある友人が多く、歌は未経験でしたが中学と高校で音楽経験があったので、つられて所属することになりました。 結果としてたくさんの人と知り合うことができ、様々な経験が得られました。 中でも印象に残っているのは、私が幹事となって企画した夏合宿です。3泊4日の旅程計画やコロナ対策などを通して、たくさんのことを学びました。自分が主導となって物事を進めることや、想定外の出来事に対応することなど、今後に役立つ経験ができました。
3.アルバイト
大学1年生の春からリサイクルショップのアルバイトを始め、約4年間勤務しました。通常の小売業と異なり、スタッフが品物の査定や商品の加工をする点に特色があります。そのため扱う商品についての知識を身につけなければなりません。中でも着物や食器について学ぶことが多く、ここで働いていなければ知ることがなかった知識を得られました。また接客に臨機応変さが求められるため、知らない人と話す自信が身につきました。一緒に働く人にも恵まれ、同じ大学の中では出会えない色々な背景や経験を持つ人達との会話は得ることが非常に多かったと感じます。
おわりに
この4年間の生活は決して楽しいことばかりではなく、課題や就職活動では自分の将来の方向性を探すのに苦労した時間も多くありました。しかし何よりもこの4年で得られたものは大きく、私を支えてくれるたくさんの人の温かさに気づけた時間でもありました。大学の4年間を通して得られた縁や経験を大切に、社会人として歩んでいきたいです。