はじめに
こんにちは。ネットワークデザインスタジオM2の及川です。
今回は、展覧会情報サイトにて、展覧会や美術作品などがどのようにジャンル分けされているのかを調べてみました。
方法
Google検索で「展覧会情報」と検索する。検索結果の上から5つの展覧会情報サイトにて、展覧会や美術作品のジャンルがどう分けられているかを調査する。調査日時: 2023.09.10
今回参考にさせていただくサイト
調査結果
美術館・アート情報 artscape
美術館・アート情報 artscapeでは、展覧会スケジュールからジャンルごとに検索することはできませんでした。ただし、「Artwords®(アートワード)」にて、ジャンルごとのワード検索が提供されていたため、今回はそちらを参照いたします。 - 美術 - 身体芸術 - デザイン - 写真 - 建築 - ファッション - 映像 - 音
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダでは、展覧会や美術作品のジャンル分けは行っておらず、タグによって柔軟に対応しているようです。展覧会の詳細ページについているタグでは、アーティスト名をタグにしてつけているものが多く見られました。
Tokyo Art Beat
- 平面
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- その他
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- パフォーマンス
- 芸術祭
- アートフェア
- 公開制作・滞在制作
- 公募展
- イベント
美術手帖
美術手帖では、展覧会のジャンル分けは行われておらず、タグによって柔軟に対応しているようです。展覧会の詳細ページについているタグでは、アーティスト名と美術館名をタグにしてつけているものが多く見られました。
美術展ナビ
美術展ナビでは、展覧会のジャンル分けは行われておらず、タグによって柔軟に対応しているようです。展覧会一覧ページや展覧会の詳細ページについているタグでは、美術館名と美術館の地域(関東/東京など)をタグにしてつけているものが多く見られました。
全体を通して
展覧会や美術作品をジャンル分けしているサイトが2件、ジャンル分けを行っていないサイトが3件という結果でした。また、ジャンル分けを行っているサイトの中でも、大きくざっくりわけているサイトと細かく分けているサイトが見られました。ジャンル分けを行っていない場合、タグによって絞ることができるサイトが多いようですが、あくまでアーティスト名や美術館名に留まっており、ジャンルからの検索はできないようです。展覧会や美術作品を型に当てはめることに抵抗があることへの配慮かと推察しますが、どのように扱うのが適切か検討が必要だと感じました。